2008年11月16日
オグシオと戦った高校生は
バドミントン全日本総合選手権の準決勝に限って私はオグシオを応援しなかった。
対戦相手になったインターハイ王者組の1人が、私の父の“教え子”なのである。彼女の中学3年間、バドミントン部の外部監督である私の父にしごき抜かれた。彼女は才能と努力で中学時代に全国優勝を果たした。
その彼女がオグシオと戦うのである。彼女を応援しないわけにはいかない。
彼女が全国優勝を果たしたあと、父に聞いたことがある。「選手の才能と監督の指導とどっちが重要か」と。「もちろんワシの指導じゃ」と答えるだろうと思っていたら、違った。「才能じゃ」。即答した。
父のすさまじく厳しい指導に彼女はついていったのだから、これも才能である。
最近は職場の上司が部下の顔色を見ながら優しく指導していると聞く。私などは上司にガンガン怒鳴られながら成長した(?)最後の世代だからだろうか、厳しい指導は強固な土台をつくってくれて、あとでじわっと効いてきて、仕事の質と量に生きてくることを経験として知っている。
オグシオ相手に善戦した彼女もそんなことを感じながらさらに大きな舞台で戦っていくに違いない。
対戦相手になったインターハイ王者組の1人が、私の父の“教え子”なのである。彼女の中学3年間、バドミントン部の外部監督である私の父にしごき抜かれた。彼女は才能と努力で中学時代に全国優勝を果たした。
その彼女がオグシオと戦うのである。彼女を応援しないわけにはいかない。
彼女が全国優勝を果たしたあと、父に聞いたことがある。「選手の才能と監督の指導とどっちが重要か」と。「もちろんワシの指導じゃ」と答えるだろうと思っていたら、違った。「才能じゃ」。即答した。
父のすさまじく厳しい指導に彼女はついていったのだから、これも才能である。
最近は職場の上司が部下の顔色を見ながら優しく指導していると聞く。私などは上司にガンガン怒鳴られながら成長した(?)最後の世代だからだろうか、厳しい指導は強固な土台をつくってくれて、あとでじわっと効いてきて、仕事の質と量に生きてくることを経験として知っている。
オグシオ相手に善戦した彼女もそんなことを感じながらさらに大きな舞台で戦っていくに違いない。
2008年11月15日
記事の書き方
推理小説は最後から読むと興ざめする。犯人が分かった上で読むのは推理小説には似合わない。
しかし、犯人が分かってから読んだほうがいいものがある。
東京・江東区のマンションで女性(23歳)が帰宅直後に行方不明になった事件があった。隣人男性に押し入られ殺害された揚げ句、切り刻まれて捨てられたという痛ましい展開になった事件である。
その発生を伝える『サンデー毎日』5月18日号は、<消えた23歳OLに交錯する「内部犯行説」と「狂言説」>という見出しで報じた。
結果を知ってから読むと、何ともむごい。事件が起きると、週刊誌は推測を書き立てる傾向がある。私もそういう記事を書いたことがある。
その時点での推測がいろいろ入るのはやむを得ない、のだろうか。としても、結果的には被害者の関係者にはあまりにもむごい。
このような検証を一つひとつしていく組織がほしい。
しかし、犯人が分かってから読んだほうがいいものがある。
東京・江東区のマンションで女性(23歳)が帰宅直後に行方不明になった事件があった。隣人男性に押し入られ殺害された揚げ句、切り刻まれて捨てられたという痛ましい展開になった事件である。
その発生を伝える『サンデー毎日』5月18日号は、<消えた23歳OLに交錯する「内部犯行説」と「狂言説」>という見出しで報じた。
結果を知ってから読むと、何ともむごい。事件が起きると、週刊誌は推測を書き立てる傾向がある。私もそういう記事を書いたことがある。
その時点での推測がいろいろ入るのはやむを得ない、のだろうか。としても、結果的には被害者の関係者にはあまりにもむごい。
このような検証を一つひとつしていく組織がほしい。
2008年11月14日
希望の本!
今日付『毎日新聞』朝刊(東京本社版)1面下の広告を読んで私は「アホかいな」と叫んだ。
『こんな漢字を名前に使ってはいけない』(なかやまうんすい・河出書房新社)という本の広告に、こうある。
<恵・史・祐・貴・大は財力、結婚、才能などに大吉運が!!>
家族で上記の文字が含まれる人間が3人いる。私もそうである。だから、「ぷぷぷー」と笑うしかない。
そもそもこの私に<財力、結婚、才能などに大吉運>だと?! これだけで私はこの本をデタラメであると断言できるのだが、待てよ、もしかすると、これから<財力、結婚、才能などに大吉運>がやってくるのかもしれない。
そう思いさえすればこの本は名著に見えてくる。生きる勇気と希望を与えてくれる。将来を楽しみにしようっと。
『こんな漢字を名前に使ってはいけない』(なかやまうんすい・河出書房新社)という本の広告に、こうある。
<恵・史・祐・貴・大は財力、結婚、才能などに大吉運が!!>
家族で上記の文字が含まれる人間が3人いる。私もそうである。だから、「ぷぷぷー」と笑うしかない。
そもそもこの私に<財力、結婚、才能などに大吉運>だと?! これだけで私はこの本をデタラメであると断言できるのだが、待てよ、もしかすると、これから<財力、結婚、才能などに大吉運>がやってくるのかもしれない。
そう思いさえすればこの本は名著に見えてくる。生きる勇気と希望を与えてくれる。将来を楽しみにしようっと。
2008年11月13日
奥田碩・トヨタ自動車相談役のケンカを買えば?!
今日付『毎日新聞』朝刊(東京本社版)社会面14新版に面白い記事が載った。
< 政府の「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」座長の奥田碩・トヨタ自動車相談役は12日、首相官邸で開かれた同懇談会の席上、テレビの年金報道などについて「厚労省たたきは異常な話。マスコミに報復してやろうか(と思う)。スポンサーを降りるとか」などと発言した。
出席者によると、奥田氏は「新聞もそうだが、テレビの厚労省たたきは特に(異常)」と述べたという。そうした番組のスポンサーは、地方の中小企業が多いとも語ったが、他の委員から「スポンサーを降りるというのは言い過ぎ」と指摘された>
奥田さんは試しにスポンサーを降りてみればいい。遠慮のなくなったマスコミの取材力に音を上げることになるはずだ。
それにしてもマスコミもなめられたものである。甘やかすからこういう発言が出てくるのだ。本来の取材力を活かして、奥田さんにこれでもかと見せつける時ではないか。
< 政府の「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」座長の奥田碩・トヨタ自動車相談役は12日、首相官邸で開かれた同懇談会の席上、テレビの年金報道などについて「厚労省たたきは異常な話。マスコミに報復してやろうか(と思う)。スポンサーを降りるとか」などと発言した。
出席者によると、奥田氏は「新聞もそうだが、テレビの厚労省たたきは特に(異常)」と述べたという。そうした番組のスポンサーは、地方の中小企業が多いとも語ったが、他の委員から「スポンサーを降りるというのは言い過ぎ」と指摘された>
奥田さんは試しにスポンサーを降りてみればいい。遠慮のなくなったマスコミの取材力に音を上げることになるはずだ。
それにしてもマスコミもなめられたものである。甘やかすからこういう発言が出てくるのだ。本来の取材力を活かして、奥田さんにこれでもかと見せつける時ではないか。
2008年11月12日
早くもストーブ
ガスストーブを引っ張り出して、部屋を暖めている。
機密性の高いマンションに引っ越した時は「こんなに室内が温かいなら暖房器具はいらないぞ」と思ったものだが、温かいはずの室温に慣れると今度は寒く感じる。
沖縄で暮らしていた時もそうだった。2月でも冷房が入ることがあるので、「これは常夏だ」と喜んでいたが、2年目の冬は寒く感じた。首巻きをしている女子高生にはさすがに「そこまで寒いか」と驚いたが。
こうして、暑さ寒さに耐えられない軟弱な体になっていく(涙)。
機密性の高いマンションに引っ越した時は「こんなに室内が温かいなら暖房器具はいらないぞ」と思ったものだが、温かいはずの室温に慣れると今度は寒く感じる。
沖縄で暮らしていた時もそうだった。2月でも冷房が入ることがあるので、「これは常夏だ」と喜んでいたが、2年目の冬は寒く感じた。首巻きをしている女子高生にはさすがに「そこまで寒いか」と驚いたが。
こうして、暑さ寒さに耐えられない軟弱な体になっていく(涙)。
2008年11月11日
電子手紙の「差出人」考
私が受け取る電子手紙の80%くらいは差出人名がアルファベット表記である。外国人とやり取りをしているわけではない。すべて日本人である。
にもかかわらず、差出人名の日本語表記は極めて少ない。正直な話、読みにくい。電子手紙の差出人欄に「sundai tarou」と表示されるより、「駿台太郎」と表示されるほうがはるかに読みやすい。
特に近年は海外からデタラメな横文字の電子手紙がいっぱい送られてくるから、日本語表記のほうがますます判別しやすい。
などと書いてきてふと不安を抱いた。私の電子手紙はきちんと「石原裕次郎」と表示されているのだろうか、と。
あ、打ち間違えた。私は「西野浩史」だった。
にもかかわらず、差出人名の日本語表記は極めて少ない。正直な話、読みにくい。電子手紙の差出人欄に「sundai tarou」と表示されるより、「駿台太郎」と表示されるほうがはるかに読みやすい。
特に近年は海外からデタラメな横文字の電子手紙がいっぱい送られてくるから、日本語表記のほうがますます判別しやすい。
などと書いてきてふと不安を抱いた。私の電子手紙はきちんと「石原裕次郎」と表示されているのだろうか、と。
あ、打ち間違えた。私は「西野浩史」だった。
2008年11月10日
題名に対する2つの意見
誰かからの電子手紙に返事を送る際、題名を自分で書き換えることを原則にしている。相手からの電子手紙の題名をそのままにして、「Re:」が頭につくような返事の送り方は、私は原則としてしないことにしている。
野口悠紀雄さんが同じことを本に書いていた。野口さんは自分が出した題名がそのままで返事として戻ってくることに異和感だか面くらうだか、そんなことを書いてあった。
一方で、題名は統一したほうがいいという視点がある。同じ題名ならピンと来るというわけである。
確かに分かりやすい。ああ、あの件の返事ね、とすぐに分かる。
ただし、相手が目上の場合、失礼にならないかという不安が私には残る。例えば、高校時代の恩師の電子手紙の返事を「Re:」で送る勇気は私にはない。
とすると、「Re:」で返事をしていい場合が明確に見えてくる。
気楽な友人知人同僚らには「Re:」で、それ意外の人には自分で題名を書き換えて、という使い分けをしたほうがよさそうである。
野口悠紀雄さんが同じことを本に書いていた。野口さんは自分が出した題名がそのままで返事として戻ってくることに異和感だか面くらうだか、そんなことを書いてあった。
一方で、題名は統一したほうがいいという視点がある。同じ題名ならピンと来るというわけである。
確かに分かりやすい。ああ、あの件の返事ね、とすぐに分かる。
ただし、相手が目上の場合、失礼にならないかという不安が私には残る。例えば、高校時代の恩師の電子手紙の返事を「Re:」で送る勇気は私にはない。
とすると、「Re:」で返事をしていい場合が明確に見えてくる。
気楽な友人知人同僚らには「Re:」で、それ意外の人には自分で題名を書き換えて、という使い分けをしたほうがよさそうである。
2008年11月09日
ダ、ダ、ダ、ダイヤモンド社!
今売れているこの本『10年後あなたの本棚に残るビジネス書100』(神田昌典・勝間和代、ダイヤモンド社)の表紙を見て驚いた。
中抜けしている(◎-◎)。つまり、焦点が後ろの壁に合っていて、手前の筆者2人に合っていないのだ。早い話、人物がピンぼけなのである。自動焦点カメラの扱いが下手な人が撮影するとこうなるという見本のような写真である。
しかし、そんな写真をビジネス書の表紙に載せていいのか。というか、もしかしてわざと載せたのか? 一流出版社のダイヤモンド社の編集者がこんな間抜けなことをするはずがないから、何か奥深い理由があるのではないかと思ってしまう。
もちろんそんな理由などあるわけがないのだが、中抜けならぬ間抜けな表紙に私は拍子抜けしてしまった。
なお、人物に焦点が合っているかどうか、写真の解像度はどうか、を確認する場所は「髪の毛」である。焦点が合っていれば、あるいは、解像度が高ければ、髪の毛が1本1本写っている。
中抜けしている(◎-◎)。つまり、焦点が後ろの壁に合っていて、手前の筆者2人に合っていないのだ。早い話、人物がピンぼけなのである。自動焦点カメラの扱いが下手な人が撮影するとこうなるという見本のような写真である。
しかし、そんな写真をビジネス書の表紙に載せていいのか。というか、もしかしてわざと載せたのか? 一流出版社のダイヤモンド社の編集者がこんな間抜けなことをするはずがないから、何か奥深い理由があるのではないかと思ってしまう。
もちろんそんな理由などあるわけがないのだが、中抜けならぬ間抜けな表紙に私は拍子抜けしてしまった。
なお、人物に焦点が合っているかどうか、写真の解像度はどうか、を確認する場所は「髪の毛」である。焦点が合っていれば、あるいは、解像度が高ければ、髪の毛が1本1本写っている。
2008年11月08日
おかしい日本語
<オバマ氏は約290万人に上るというメールアドレス登録支持者に、自らの携帯端末ブラックベリーにメッセージを打ち込んだ>。これは11月6日付『毎日新聞』朝刊(東京本社版)1面「オバマのアメリカ 上」からの引用である。
一読して私はつまづいた。「に」が連続して登場しているからだろう。あるいは、細かすぎるせいかもしれない。いずれにしても、読みにくいし、一読して意味が分からない。
私ならこう書く。
オバマ氏は約290万人に上るというメールアドレス登録支持者に、自らの携帯端末ブラックベリーでメッセージを打ち込んだ。
あるいは、これでもいい。
オバマ氏は約290万人に上るというメールアドレス登録支持者に、自らの携帯端末ブラックベリーでメッセージを送った。
「ブラックベリー」という商品名を出しているのは取材の細かさを密かに自慢する要素だが、そこまで書く必要があったのかどうかとも思う。
以上、文章の書き方講座でした。
一読して私はつまづいた。「に」が連続して登場しているからだろう。あるいは、細かすぎるせいかもしれない。いずれにしても、読みにくいし、一読して意味が分からない。
私ならこう書く。
オバマ氏は約290万人に上るというメールアドレス登録支持者に、自らの携帯端末ブラックベリーでメッセージを打ち込んだ。
あるいは、これでもいい。
オバマ氏は約290万人に上るというメールアドレス登録支持者に、自らの携帯端末ブラックベリーでメッセージを送った。
「ブラックベリー」という商品名を出しているのは取材の細かさを密かに自慢する要素だが、そこまで書く必要があったのかどうかとも思う。
以上、文章の書き方講座でした。
2008年11月07日
筑紫哲也さん死去
ああやっぱり――。
JR東京駅東海道線ホームで見た携帯の画面に筑紫哲也さん死去のニュースが流れた。
沖縄の本土復帰記念日(5月15日)でも、沖縄戦での日本軍の組織的抵抗終結日とされる「沖縄慰霊の日」(6月23日)でも、米大統領選報道でも、筑紫さんはテレビに登場しなかった。体調が悪化しているのだろうと思っていたところだった。
私の『週刊金曜日』時代に筑紫さんとはほんの少しだけ接触がある。試行版の『月刊金曜日』に載せる筑紫さんの原稿を担当したのが私だった。
のちに個人的なことでお世話になったことがある。
TBSの上層部には反筑紫を鮮明に打ち出していた人がいて、「大変だなぁ」と思ったこともある。
筑紫さんは日本の報道界では珍しく、深い「論」が大好きな人だったように思う。『週刊金曜日』発足当初、読者の同質性に含む危うさを打開するために自ら「悪魔の誘い出し役」と称して異論反論を誘発する論をあえて展開していた。
「悪魔の誘い出し役」という視点をこの時私は初めて知った。上手に誘い出さないと誤解に終わったりに単なるけれんと受け止められたりする。実際にやってみるとかなり難しい。
そういえば、『ニューヨーク・タイムズ』記者ハルバースタムの原作を筑紫さんらが訳した『メディアの権力』(全4巻・朝日文庫)を何年も積ん読状態にしてある。この機会に読んでみよう。
JR東京駅東海道線ホームで見た携帯の画面に筑紫哲也さん死去のニュースが流れた。
沖縄の本土復帰記念日(5月15日)でも、沖縄戦での日本軍の組織的抵抗終結日とされる「沖縄慰霊の日」(6月23日)でも、米大統領選報道でも、筑紫さんはテレビに登場しなかった。体調が悪化しているのだろうと思っていたところだった。
私の『週刊金曜日』時代に筑紫さんとはほんの少しだけ接触がある。試行版の『月刊金曜日』に載せる筑紫さんの原稿を担当したのが私だった。
のちに個人的なことでお世話になったことがある。
TBSの上層部には反筑紫を鮮明に打ち出していた人がいて、「大変だなぁ」と思ったこともある。
筑紫さんは日本の報道界では珍しく、深い「論」が大好きな人だったように思う。『週刊金曜日』発足当初、読者の同質性に含む危うさを打開するために自ら「悪魔の誘い出し役」と称して異論反論を誘発する論をあえて展開していた。
「悪魔の誘い出し役」という視点をこの時私は初めて知った。上手に誘い出さないと誤解に終わったりに単なるけれんと受け止められたりする。実際にやってみるとかなり難しい。
そういえば、『ニューヨーク・タイムズ』記者ハルバースタムの原作を筑紫さんらが訳した『メディアの権力』(全4巻・朝日文庫)を何年も積ん読状態にしてある。この機会に読んでみよう。
2008年11月06日
沖縄の米軍基地問題の現実
ほら、やっぱりね。私は頷いた。10年近く前から感じてきて、時折指摘してきたことが明確に現実化しているのだ。
沖縄に駐留する米軍基地で働く労働者の多くが加入する「全駐留軍労働組合沖縄地区本部」(全駐労)が、「沖縄平和運動センター」からの脱退を決めていたという小さな記事が今日付『毎日新聞』夕刊(東京本社版)社会面に載っている。
<関係者によると、基地撤去を掲げるセンターに対し、若い組合員を中心に雇用不安を訴える声が強まり、「センターとともに活動するのは困難」と判断した>そうだ。
米軍基地で生活費を稼いでいる人(米軍基地で生きている人と言い換えてもいいだろう)が5000人以上いるにもかかわらず、旧態依然として基地撤去を無責任に叫んできたからこういう事態になるのである。
沖縄の反基地運動に絶対的に欠けているのは、基地がなくなって基地労働者が無職になったらどうやって守るのかという視点である。同じ県民の茶碗をたたき落とす反基地運動が幅広い共感を集めるわけがない。
沖縄に駐留する米軍基地で働く労働者の多くが加入する「全駐留軍労働組合沖縄地区本部」(全駐労)が、「沖縄平和運動センター」からの脱退を決めていたという小さな記事が今日付『毎日新聞』夕刊(東京本社版)社会面に載っている。
<関係者によると、基地撤去を掲げるセンターに対し、若い組合員を中心に雇用不安を訴える声が強まり、「センターとともに活動するのは困難」と判断した>そうだ。
米軍基地で生活費を稼いでいる人(米軍基地で生きている人と言い換えてもいいだろう)が5000人以上いるにもかかわらず、旧態依然として基地撤去を無責任に叫んできたからこういう事態になるのである。
沖縄の反基地運動に絶対的に欠けているのは、基地がなくなって基地労働者が無職になったらどうやって守るのかという視点である。同じ県民の茶碗をたたき落とす反基地運動が幅広い共感を集めるわけがない。
2008年11月05日
イギリスのヤフーディレクトリを見ると
最近イギリスのヤフーのディレクトリというページを丹念に確認している。
「Religion and Spirituality」という中分類の中の小分類を見て、「ほほう」と声が出た。
Angels(天使)やCults(礼拝)、Demons(悪魔)、God(神)、Martyrdom(殉教)、Miracles(奇跡)、persecution(宗教的迫害)、Pilgrimages(巡礼)、Prayer(祈り)、Reincarnation (霊魂の再生)などが並んでいるのである。
こんなものを夜中に目を血走らせて丹念に見ている私は少し神がかってきたのかもしれない。
「Religion and Spirituality」という中分類の中の小分類を見て、「ほほう」と声が出た。
Angels(天使)やCults(礼拝)、Demons(悪魔)、God(神)、Martyrdom(殉教)、Miracles(奇跡)、persecution(宗教的迫害)、Pilgrimages(巡礼)、Prayer(祈り)、Reincarnation (霊魂の再生)などが並んでいるのである。
こんなものを夜中に目を血走らせて丹念に見ている私は少し神がかってきたのかもしれない。
2008年11月04日
任意なら容疑者ではない
音楽プロデューサーの小室哲哉さんが大阪地検特捜部に任意同行を求められたことを報じたTBSの番組で、マイクを持った男性(アナウンサーだか記者だかディレクターだか分からない)が「任意同行を求められた小室容疑者」と発言していた。
任意同行ということはまだ逮捕されていないのだから、「容疑者」の呼称をつけるのは早すぎる。テレビの報道は早さが重要とはいえ早すぎる(笑い)。
任意同行ということはまだ逮捕されていないのだから、「容疑者」の呼称をつけるのは早すぎる。テレビの報道は早さが重要とはいえ早すぎる(笑い)。
2008年11月03日
報道現場の崩壊
報道現場の崩壊が始まっている。今に始まった話ではないだけに深刻である。
その1つが10月30日付『毎日新聞』夕刊(東京本社版)第2社会面3版に載っているのだが、どれだけの人が重大性に気づいたことか。
沖縄県内で中学3年女子生徒にみだらな行為をしたとして逮捕された30代の中学教師の報道について、福岡高裁那覇支部が出した判決の中に、こんな部分があるそうだ。
<各社が教諭が起訴猶予になったことを報道しなかったことについて「ニュースバリューがないとして報道しない姿勢にも、報道機関のあり方として考えるべき点があるように思われる>
河辺義典裁判長の慧眼というべきだろう。一方、法曹人から報道の基本を突かれた報道機関は恥じ入ったほうがいい。
逮捕や起訴を報じた事件は、節目節目(判決や控訴、控訴審判決など)で短くてもいいから報じることが基本の基本ではなかったか。ところが、こんな基本原則を守っていない報道機関が異様に多い。というか、私が定点観測した限りでは全滅に近い。
記録性という自分の価値を自分で捨て去った企業が報道機関とはちゃんちゃらおかしい。おかげで私はホッとしたことがあるので、あまり強く求めるつもりはないのだが(笑い)。
その1つが10月30日付『毎日新聞』夕刊(東京本社版)第2社会面3版に載っているのだが、どれだけの人が重大性に気づいたことか。
沖縄県内で中学3年女子生徒にみだらな行為をしたとして逮捕された30代の中学教師の報道について、福岡高裁那覇支部が出した判決の中に、こんな部分があるそうだ。
<各社が教諭が起訴猶予になったことを報道しなかったことについて「ニュースバリューがないとして報道しない姿勢にも、報道機関のあり方として考えるべき点があるように思われる>
河辺義典裁判長の慧眼というべきだろう。一方、法曹人から報道の基本を突かれた報道機関は恥じ入ったほうがいい。
逮捕や起訴を報じた事件は、節目節目(判決や控訴、控訴審判決など)で短くてもいいから報じることが基本の基本ではなかったか。ところが、こんな基本原則を守っていない報道機関が異様に多い。というか、私が定点観測した限りでは全滅に近い。
記録性という自分の価値を自分で捨て去った企業が報道機関とはちゃんちゃらおかしい。おかげで私はホッとしたことがあるので、あまり強く求めるつもりはないのだが(笑い)。
2008年11月02日
怒りの抑え方
私がお世話になった三山社長の言葉で何度も思い出すことがある。
「腹が立ったら、怒りそうになったら、黙ることにしている」
商売感覚の鋭い、優れた経営者である。そして迫力がある。それだけに社員は三山社長がギャグをかましても全く笑わないで真面目な顔で聞いていたりする(笑い)。
そんな社長が、怒りがこみ上げてきたら黙るというのである。何年も前に聞いた言葉だが、未だによく思い出す。
私は「癒し系」と呼ばれているが、実態は単なる瞬間湯沸かし器である。器が小さいわけである。だから高温のお湯が沸いたあとに反省して思い出すわけである。
感情を抑えて、高温のお湯を沸かさずに済むようになれば、私の器は少しは大きくなるだろうに。
「腹が立ったら、怒りそうになったら、黙ることにしている」
商売感覚の鋭い、優れた経営者である。そして迫力がある。それだけに社員は三山社長がギャグをかましても全く笑わないで真面目な顔で聞いていたりする(笑い)。
そんな社長が、怒りがこみ上げてきたら黙るというのである。何年も前に聞いた言葉だが、未だによく思い出す。
私は「癒し系」と呼ばれているが、実態は単なる瞬間湯沸かし器である。器が小さいわけである。だから高温のお湯が沸いたあとに反省して思い出すわけである。
感情を抑えて、高温のお湯を沸かさずに済むようになれば、私の器は少しは大きくなるだろうに。
2008年11月01日
「起ち上がれ 未来へ!」を歌うことになる
戦後の重大冤罪事件として知られる「松川事件」の弁護人だった後藤昌次郎弁護士が語る。
「松川事件は当時の社会で注目を集め、マスコミも報じた。しかし、この事件にはそれがない」
「冤罪JR浦和電車区事件」の控訴審が始まるということで東京・日比谷で開かれた「不当判決を覆し控訴審に勝利する11・1大集会」でのヒトコマである。
私の友人・小黒さんが巻き込まれた冤罪事件なので、参加した。
後藤弁護士が危惧するように、確かにジャーナリズムの動きは極めて鈍い。人権感覚の鋭いごく少数の記者しか関心を持っていない。作家で起訴休職外務事務官の佐藤優さんらが支援しているし、元大阪読売社会部長・黒田清さんの遺志を受け継いだ「新聞うずみ火」が取り上げるなど、少しずつ少しずつ輪は広がっているけれど、その動きは依然として遅い。
集会の最後にJR東労組の組合歌「起ち上がれ! 未来へ」を歌うことになった。やっぱり来たか。
私は一市民であり、労組員ではない。そもそも歌えない。しかし、そんなことを叫べる状況ではなかった。
5000人近い人の中で私は身動きを取ることができないのである。私の両脇から肩を組んできた。これを拒否するほどの勇気が私にはない。
私も肩を組み、体を左右に揺すって、口パクをした。
歌詞の3番になると、組んだ両手を離す。左手は腰に置き、右手でこぶしをつくって、目の高さ辺りで軽く前に突く動作をする。これはなかなかかっこいい。力強い。写真を撮ってほしいくらいだ。
余計なお世話だが、歌の最後の「東労組」の部分の音階が上がりすぎではないか。周囲の男性たちは裏声になっていた。こぶしをかっこよくするためにも、音階を下げるべきではないだろうか。
「松川事件は当時の社会で注目を集め、マスコミも報じた。しかし、この事件にはそれがない」
「冤罪JR浦和電車区事件」の控訴審が始まるということで東京・日比谷で開かれた「不当判決を覆し控訴審に勝利する11・1大集会」でのヒトコマである。
私の友人・小黒さんが巻き込まれた冤罪事件なので、参加した。
後藤弁護士が危惧するように、確かにジャーナリズムの動きは極めて鈍い。人権感覚の鋭いごく少数の記者しか関心を持っていない。作家で起訴休職外務事務官の佐藤優さんらが支援しているし、元大阪読売社会部長・黒田清さんの遺志を受け継いだ「新聞うずみ火」が取り上げるなど、少しずつ少しずつ輪は広がっているけれど、その動きは依然として遅い。
集会の最後にJR東労組の組合歌「起ち上がれ! 未来へ」を歌うことになった。やっぱり来たか。
私は一市民であり、労組員ではない。そもそも歌えない。しかし、そんなことを叫べる状況ではなかった。
5000人近い人の中で私は身動きを取ることができないのである。私の両脇から肩を組んできた。これを拒否するほどの勇気が私にはない。
私も肩を組み、体を左右に揺すって、口パクをした。
歌詞の3番になると、組んだ両手を離す。左手は腰に置き、右手でこぶしをつくって、目の高さ辺りで軽く前に突く動作をする。これはなかなかかっこいい。力強い。写真を撮ってほしいくらいだ。
余計なお世話だが、歌の最後の「東労組」の部分の音階が上がりすぎではないか。周囲の男性たちは裏声になっていた。こぶしをかっこよくするためにも、音階を下げるべきではないだろうか。
2008年10月31日
ドメイン乗っ取り
私が管理しているサイトに入ってみると、全然知らない画面が出てくる。ん? 何じゃこりゃ?
私が管理するドメイン(例えばこのサイトなら「http://www.nishinosetsu.com」がドメインに当たる)が2つも乗っ取られているではないか。あわわ。
よくよく確認すると、ドメイン自体は私の所有になっているのだが、そのサイトを開くと瞬間的に全く別のサイトに転送されるのである。
サーバー管理画面への接続が遮られ、FTP接続も不可能である。IDもパスワードもすべて書き換えられている。あれまぁ。
サーバー管理会社に連絡しても週末だからいない。間の悪いことに月曜は祝日だから、火曜まで連絡がつかない。
世の中にはヒマな人がいるものである。
私が管理するドメイン(例えばこのサイトなら「http://www.nishinosetsu.com」がドメインに当たる)が2つも乗っ取られているではないか。あわわ。
よくよく確認すると、ドメイン自体は私の所有になっているのだが、そのサイトを開くと瞬間的に全く別のサイトに転送されるのである。
サーバー管理画面への接続が遮られ、FTP接続も不可能である。IDもパスワードもすべて書き換えられている。あれまぁ。
サーバー管理会社に連絡しても週末だからいない。間の悪いことに月曜は祝日だから、火曜まで連絡がつかない。
世の中にはヒマな人がいるものである。
2008年10月30日
うたた寝
東海道線でうたた寝している私の左腕にもたれかかってくるヤツがいる。私のヒジの辺りに顔を預けている。当たりが柔らかい。小柄な女性だろうか。もしかして女子高生? うれしくなって、幸せな気持ちでうたた寝を続けた。
しばらくして目覚めた。女子高生はまだ私の腕にもたれかかっている。おいおい、僕に近寄ると危険だぜ。
どんな子かな。左隣を見た。
げ。
小僧だ。
坊主頭に学生服、色黒の中学生くらいの小僧が気持ちよさそうに顔を私の腕に預けているのである。
何じゃこりゃ〜。松田優作の名せりふを叫びたくなった。
しばらくして目覚めた。女子高生はまだ私の腕にもたれかかっている。おいおい、僕に近寄ると危険だぜ。
どんな子かな。左隣を見た。
げ。
小僧だ。
坊主頭に学生服、色黒の中学生くらいの小僧が気持ちよさそうに顔を私の腕に預けているのである。
何じゃこりゃ〜。松田優作の名せりふを叫びたくなった。
2008年10月29日
機能がよければいいというものではない
最近の便器は“進化”している。人の気配を感じて便器のふたを自動で上げる機能はまぁいいとして、首をかしげてしまうのは、ウンコを自動的に流す機能である。
自分のウンコの形や大きさ、形状を見て、体調を確認する私としては、見る前に自動的に流れてしまう機能はちょっといただけない。
臭いものに蓋をするのではなく、臭いものだからじっくり見る必要があるのではないか。
便器を製造している各企業は機能を競わざるを得ないから、どうしても快適さを追求してしまうのだろうが、体調を映し出すウンコは重要なのである。
自分のウンコの形や大きさ、形状を見て、体調を確認する私としては、見る前に自動的に流れてしまう機能はちょっといただけない。
臭いものに蓋をするのではなく、臭いものだからじっくり見る必要があるのではないか。
便器を製造している各企業は機能を競わざるを得ないから、どうしても快適さを追求してしまうのだろうが、体調を映し出すウンコは重要なのである。
2008年10月28日
下手くそな牧山ひろえ参院議員
あまりに下手くそなので、名前を覚えてしまった。民主党の参院議員・牧山ひろえさんである。
麻生太郎首相を相手にした代表質問で、上がっているのか何なのか、意味不明の発言やトンチンカン発言を連発、麻生首相の首をかしげさせていた。私でも首をかしげてしまう。かしげすぎて折れそうだ。
なんであんなのが発言をしているんだ? 民主党はあんなのしかいないのか。
駄目だこりゃ。次いってみよう。人には期待しないに限る。
麻生太郎首相を相手にした代表質問で、上がっているのか何なのか、意味不明の発言やトンチンカン発言を連発、麻生首相の首をかしげさせていた。私でも首をかしげてしまう。かしげすぎて折れそうだ。
なんであんなのが発言をしているんだ? 民主党はあんなのしかいないのか。
駄目だこりゃ。次いってみよう。人には期待しないに限る。
2008年10月27日
妊婦死亡問題
東京ERを名乗る東京都立墨東病院などで受け入れを拒まれた妊婦さんが亡くなった。たらい回しの揚げ句である。
この妊婦さんは激しい頭痛に見舞われた。頭痛は妊娠とは関係なさそうだということくらいド素人の私でも思う。にもかかわらず、墨東病院は産科医が少ないという理由で断った。
アメリカの人気テレビ番組『ER』がアメリカの医療を正しく伝えているのなら、早急にあの制度を導入すべきではないか。
そもそも頭痛の人を診るのは産科医ではあるまい。墨東病院にはER医がいるのだから、そこが受け入れるべきだった。
医者同士がくだらないメンツに固執していると、また起きる。産科の問題ではない。
この妊婦さんは激しい頭痛に見舞われた。頭痛は妊娠とは関係なさそうだということくらいド素人の私でも思う。にもかかわらず、墨東病院は産科医が少ないという理由で断った。
アメリカの人気テレビ番組『ER』がアメリカの医療を正しく伝えているのなら、早急にあの制度を導入すべきではないか。
そもそも頭痛の人を診るのは産科医ではあるまい。墨東病院にはER医がいるのだから、そこが受け入れるべきだった。
医者同士がくだらないメンツに固執していると、また起きる。産科の問題ではない。
