風邪の予防で最も効果があったのは「水によるうがい」で、「イソジンによるうがい」は予防効果が見られなかった、と今日付『毎日新聞』が報じている。

 「水によるうがい」は風邪の発生が4割減ったというから相当なものだ。にもかかわらず、イソジンは効果なしだという。

 イソジンの販売元・明治製菓のコメントは「イソジンはのどを殺菌・消毒・洗浄するもので風邪予防の効能はもともとPRしていない」というものだ。

 ここで、きちんと区別しておく必要がある。イソジンが効果があると言われているのはインフルエンザである。インフルエンザと風邪は全く異なるものだから、インフルエンザに効果があるからといって風邪にも効果があるという話にはならない。私自身、イソジンが風邪に効くという話は聞いたことがない。

 明治製菓のコメントはもっともである。

 風邪とインフルエンザを区別してイソジンを使うのが正しいのではないか。