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 元従業員らが「会社主導で偽装をした」と告発したことへの問い合わせから船場吉兆は逃げ回っている。それだけならまだしも、17日夜7時のNHKニュースで湯木尚治取締役の単独インタビューらしきものが放送された。

 湯木さんは数あるメディアの中からNHKを選んで取材に応じたのだろう。インタビューの中身は相変わらずの責任転嫁だったから、それ自体は価値がない。放送したNHKもインタビューに価値がないことは分かっている。

 湯木さんのまずさはそういうことではなく、謝罪する側に立った企業が1社だけの取材に応じてしまったことのまずさである。

 謝罪は世間一般に向けて頭を下げる行為であり、記者会見であらゆるメディアの前で頭を下げ、それを広く報じてもらうことで終結する。

 湯木さんがやったのはNKH以外の報道機関を敵に回す行為でしかない。いや、NHKとて許してくれまい。「うちだけ取材に応じたから甘くしよう」とは思わないのが報道の世界である。

 つまり湯木さんの行為は記者の怒りをますます燃え上がらせただけなのだ。大勢いる記者の取材力を知らないのか単になめているのか。

 湯木さんのこうした判断の甘さを見る限りでも、偽装事件の犯人が誰なのか容易に想像がつく。

 船場吉兆が再起を期すために、これ以上墓穴を掘ってはならない。