2008年04月03日

相変わらず警察寄りの記事を書く毎日新聞遠山記者

 警察の取り調べの一部を録音・録画するという記事が今日付『毎日新聞』夕刊(東京本社版)社会面に掲載されている。その解説を書いた記者の遠山さんは相変わらず警察寄りの視点に終始した。

 <警察での一部録音・録画は(略)重い負担を捜査現場に課すことにもなる。現場からは「容疑者との信頼関係が築きにくくなる」という声も上がっている>

 <新たな取り組みで、自白が得にくくなるなどの影響があっては改革が本末転倒になりかねない>

 遠山さんは警察担当なのだろう。取材先に加勢してしまう気持ちは理解できなくもないが、この記事はひいきの引き倒しである。

 なぜ<容疑者との信頼関係が築きにくくなる>のか、なぜ<自白が得にくくなる>のか、私には分からない。

 録画・録音したくないのは警察はそれほどひどい取り調べをしているからだろうという世間の目に応えるために、なぜ<容疑者との信頼関係が築きにくくなる>のか、なぜ<自白が得にくくなる>のか、きちんと書いたほうがいい。

 警察の無謀な取り調べによる冤罪「志布志事件」(鹿児島選挙違反事件)が起きたばかりである。このような最近の冤罪を踏まえた上でのバランスある解説を書かなければ『毎日新聞』の紙価を落とす。

 こんな解説記事がまかり通るということは、社会部の担当デスクも社会部長も警察寄りだと世間に受け止められてもやむを得まい。仕事上警察にすり寄りたくなる気持ちは分からないではないけれど、でもそんな記者や新聞はかっこ悪いぞ。

nishinosetsu at 23:59 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! 疑問  | ジャーナリズム

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