2008年07月21日
鼻をほじり続けた女
私は見た。JR東海道線で鼻をほじり続けている女を。私の向かい側に座った女である。20代半ばくらいだろうか。
最初は周囲を気にしてか、少しほじっていた。そのほじり方では解決できなかったのだろう。うつむいて、小指の第一関節まで鼻の穴に入れてほじり出した。うつむいていても鼻の形が歪んでいる様子がはっきり分かる。
彼女は最初に右の鼻の穴をほじくり返した。360度くまなく。
しばらくして彼女は鼻から小指をそっと抜く。小指の先にどんなモノが付着しているのかと思うと、私は目が離せない。
幸か不幸か爪の辺りに粉状のモノがほんの少し付着しているだけだった。私はホッとするような残念なような気持ちになる。
彼女は小指を折って、粉状のモノを手のひらにすりつけている。続けて、左の鼻の穴に小指の第一関節まで突っ込んで同じ作業を始めた。またまた鼻の形が激しく歪む。今度こそ大きなモノが出てくるかもしれない。私は固唾をのんで見守る。
しかし、やっぱり粉状のモノがほんの少し爪の辺りに付着しただけだった。慣れた手つきで手のひらにすりつけ、自然消滅させた。
彼女がJR横浜駅で下車するまでの数十分、私の目を釘付けにしたのだから、あっぱれである。
最初は周囲を気にしてか、少しほじっていた。そのほじり方では解決できなかったのだろう。うつむいて、小指の第一関節まで鼻の穴に入れてほじり出した。うつむいていても鼻の形が歪んでいる様子がはっきり分かる。
彼女は最初に右の鼻の穴をほじくり返した。360度くまなく。
しばらくして彼女は鼻から小指をそっと抜く。小指の先にどんなモノが付着しているのかと思うと、私は目が離せない。
幸か不幸か爪の辺りに粉状のモノがほんの少し付着しているだけだった。私はホッとするような残念なような気持ちになる。
彼女は小指を折って、粉状のモノを手のひらにすりつけている。続けて、左の鼻の穴に小指の第一関節まで突っ込んで同じ作業を始めた。またまた鼻の形が激しく歪む。今度こそ大きなモノが出てくるかもしれない。私は固唾をのんで見守る。
しかし、やっぱり粉状のモノがほんの少し爪の辺りに付着しただけだった。慣れた手つきで手のひらにすりつけ、自然消滅させた。
彼女がJR横浜駅で下車するまでの数十分、私の目を釘付けにしたのだから、あっぱれである。
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