室内の家具に足の指をしたたかぶつけて悶絶したり、何もない床の上でよろけたりするようになった。忍び寄る老いを実感せざるを得ない。

 衝突や転倒などを防ぐためなのだろう、私はいつの間にか室内ではゆっくり動くようになっている。ゆっくり歩く。家具の間をゆっくり通る。これだけでいいのだ。さすがである。老いでも姪でもどんと来い! と調子に乗ってはいけない。

 ゆっくり動けば重心移動がゆっくりだから、体の均衡を崩すことはない。という話をまだ40代の私が書くのも悔しいのだが、問題を感じたら対策を立てて実行するのが基本である。