日本語の優秀な変換ソフトATOKでさえ「エマニエル夫人」が出てこないことに私は驚く。

 1974年公開だから私は11歳か。大阪の岸和田市で暮らしていた。同級生がコーフンして「エンマン!」とよく叫んでいた。何だエンマンって? 未だに分からない。

 シルビア・クリステルが60歳で亡くなったのが去年の10月だ。彼女を追悼するために無修正版で見てみた。

 今見たら新鮮味がない。あくびが何度も出た。とはいえ約40年前には衝撃的な内容だったのだろう。

 もう1つ驚いたのは、籐いすに座るエマニエル夫人の映像が全くなかったことだ。あれは映画ポスター用のポーズだったのか。

 ウィキペディアで読むシルビア・クリステルの経歴を見ると、なかなか重い人生を歩んできたことが分かる。9歳で強姦され、その影響だろうか、結婚生活は長続きしない。がんを患い脳卒中で倒れ、60歳の若さで亡くなった。ようやく穏やかな時間を得たのではないか。