
大学時代に芦原空手をしていたころはこういうものを一切拒絶していた。人工的な肉体作りに対していかがわしさを感じていたし、そこまでしなくてもしなやかで強い肉体を形成できた。
しかし、私は50歳である。積極的に栄養補強をするほうがいい年齢なのである。ひたひたと迫ってくる老いから全速力で逃げなければ、あっという間に追いつかれてしまう年齢なのである(涙)。いずれ追いつかれてしまう日が来るのは分かっているけれど、まだまだ追いつかれるわけにはいかない。
極真空手の大山倍達館長は「先手必勝」と語っていた。老いに対してもとりあえず一時的には「先手必勝」なのである。