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 早慶戦で母校が負けても「ああ」と嘆息しなかった短足の私が本気で嘆息した。アジア大会女子ダブルス決勝である。28日付『毎日新聞』は「痛恨の銀」と見出しをつけた。敗れた瞬間の写真(共同通信の配信)が「痛恨」ぶりを如実に切り取っている。

 何度もここで書いているように松友さんは徳島出身だ。中学時代にバドミントン部に所属し、外部コーチである私の父に相当しごかれた。

 バドミントンの素質のない息子2人(うち1人がワタシ)を父はあっさり見限り(笑い)、才能ある松友さんを一生懸命しごいた。それだけに父の嘆息も相当だったようだ。

 ワタシは敗れても「まぁええがな」と笑って済ませてしまう性格だが、記事で松友さんは「リベンジしたい」と闘志を見せている。私と比べて(比べるまでもないのだが)この差である。この差があるから、次回はきっと勝つに違いない。

 2年後に開催されるブラジルのオリンピックに松友さんが出場するなら絶対に応援に行くと言っている父80歳も優勝を見届けるまで執念を持って生きるだろう。まるで『最後の一葉』だ。

 左の『朝日』の気の抜けた記事と写真には、松友さんらの悔しさが全然伝わってこない。どこか他人事である。松友さんらの爪の垢を煎じて飲む必要がある。