論文や面接などを使った新テストをセンター試験のあと導入するそうな。

 受験生が最も気になることを書いておこう。偏差値の高い生徒は試験内容が変わっても偏差値の高さは変わらない。しわ寄せが行くのは偏差値が上位ではない生徒たちだ。私が見てきた限りではあるが、ほとんどの場合ペーパー試験の成績と論文や面接の成績は比例する。

 あくまでも一般的な話だが、偏差値が高い子供は頭の中が理路整然としているので、論文や面接は高得点をたたき出せる。一方、落ちこぼされてきた子供は頭の中が熱帯雨林状態だから、論文や面接で自分の意見をまとめるのは得意ではない。

 では一体何のために面接をするのか。某医科大は面接をしていても、明らかにおかしい学生を入学させてしまっているし、別の大学の医学部名誉教授は「面接で判断できない」と言っていた。

 新テストの導入で、従来の偏差値秀才とそれ以外の生徒の点数の差はさらに広がるだろう。偏差値秀才の集まりである文部科学省は偏差値の高い人間をさらに高く遇したいに違いない。

 知識偏重型だろうが課題解決型だろうが、試験を何回実施しようが、上位の子供以外は苦労する。

 教育現場も親も危機感を持つほうがいい。