もし私が間違って護憲派の政治家か黒幕になっていれば、伊藤塾を主宰する弁護士・伊藤真先生を政治の世界に引っ張り出すべく死にものぐるいで口説く。

 伊藤先生は司法修習生の時、当時検察官だった佐藤道夫さんに「検察官にならないか」と誘われている。佐藤道夫さんと言えば、例の西山事件で「女性事務官をホテルに誘ってひそかに情を通じ」という名文句を起訴状に書いたその人である。

 伊藤先生は弁護士になり、護憲派ど真ん中に立つ。「憲法は対国家規定」であることを、大学の授業ではなく伊藤先生から私は教わった。

 10年ほど前だろうか、渋谷の伊藤塾の近くをさっそうと歩くところを見たことがあるが、背丈があり、男の私が見てもかっこいい。分かりやすい語り口、柔和な笑顔などなど従来の法律家や政治家が備えていない華がある。

 印象に左右される有権者が一定数いる以上、多くの人に好印象を与えることができる伊藤先生を神輿として祭り上げることができれば、護憲派は相応の支持を得られるだろう。

 伊藤先生と安倍首相が国会で論戦をしている光景を見れば、安倍政権の支持率は確実に落ちる。