米国人のガブさんとタリーズでお茶した。妹さんの彼氏が「日本の仏教」や「禅」に興味があるという。

「あ〜う〜」

 日本の仏教や禅について何か語ろうとしたが、頭の中に何も入っていないので大平正芳さんのような声を漏らすしかない。おしっこやウンコを漏らしたのではないから、まだましか。しかしあまりにも恥ずかしい。

「私よりアメリカのことを詳しい日本人がいますから」

 流ちょうな日本語でガブさんが気づかってくれる。

 夜、ガブさんからメールが来た。何と上手な日本語よ。私はガブさんに「I would meet you 4 p.m.」などという中学1年レベルの恥ずかしい間違い英文メールを送っているというのに。