デザインコンサルティング会社PAOSが今日付『朝日新聞』朝刊(東京本社版)経済面で取り上げられている。うーん、PAOSかぁ。
「波間風問」というコラムの中で筆者の安井孝之編集委員はPAOSが手がけた松屋のコーポレート・アイデンティティー(CI)を紹介した。ロゴが<松屋の経営理念のシンボルとなり、経営改革の触媒となった。それまでマイナス成長だった業績は、その後は業界平均を大きく上回った>そうな。PAOSにとっていい宣伝になったことだろう。
これを読んだ毎日新聞関係者は「うーん」と腕組みしてしまったのではないか。全国的な調査を実施し、毎日は朝日と読売のはざまで印象が薄いということになり、題字を変えた。調査に関わった(というか、させられた一人である)私は当時福島支局員だった。新しい今の題字と紙面レイアウトを見て「は? 産経の題字を大きくしただけやがな」と呆然とした記憶がある。
題字を変えて業績が回復したという話はついぞ聞かない。何が原因なのか、いずれにしてもデザインは万能ではない。東京オリンピックのロゴマークに多くを求めないことだ。
「波間風問」というコラムの中で筆者の安井孝之編集委員はPAOSが手がけた松屋のコーポレート・アイデンティティー(CI)を紹介した。ロゴが<松屋の経営理念のシンボルとなり、経営改革の触媒となった。それまでマイナス成長だった業績は、その後は業界平均を大きく上回った>そうな。PAOSにとっていい宣伝になったことだろう。
これを読んだ毎日新聞関係者は「うーん」と腕組みしてしまったのではないか。全国的な調査を実施し、毎日は朝日と読売のはざまで印象が薄いということになり、題字を変えた。調査に関わった(というか、させられた一人である)私は当時福島支局員だった。新しい今の題字と紙面レイアウトを見て「は? 産経の題字を大きくしただけやがな」と呆然とした記憶がある。
題字を変えて業績が回復したという話はついぞ聞かない。何が原因なのか、いずれにしてもデザインは万能ではない。東京オリンピックのロゴマークに多くを求めないことだ。