あのオオシマさんが亡くなった。雪が降ったあの日の朝、急性心筋梗塞で。50歳。

 私が住むマンションの大規模修繕委員会は給排水管の維持改善方法を検討している。その調査のために私の部屋にも上がってもらったことがある。丁寧な仕事をしてくれたおかげで、給排水管問題の解決に向けて一歩を踏み出せた。

 私がオオシマさんと言葉やメールを交わしたのは数回だが、袖すり合うも多生の縁、顔が見える死なのである。

 若いころ「死」は遠かった。年齢を重ねるにつれて「死」が近く感じる。それなりの準備をしなければ。