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 徳島市の実家近くの電信柱に巻き付けられている看板である。海抜1.1メートル。3メートルの津波で死ぬ。

 幸か不幸か私の両親が健在で、だから気になる。

 近藤は「ワイの家族みんなで市民病院に逃げる。あそこは避難場所に指定されてない。病人を優先するために外部から人が入らんよう閉めるそうやけど、ワイは病院の前で病人のふりををする。そしたら病院は入れんわけにはいかんだろ」と語る。緊急時は病院なら医療従事者が大勢いるから不自由しないだろうという友人の考え方はよく分かるし、避難者が殺到したら本業に支障が出ることを恐れる市民病院の考え方もよく分かる。

 私は両親に話した。「万一の場合は市民病院に逃げ込むべきじゃ。医者も看護師もようけおるけん安全じゃ」

 母が言う。「この辺りは附属中学校が避難場所なんよ。市民病院は避難場所になっとらんけん」

 いやしかし。

 こういうとき無神論者の私が祈りたくなる。地震が来ませんようにと。