『6万人のビジネスマンを教えてわかった時間がない人ほど上達する英語学習法』(中村澄子・ダイヤモンド社)を買ったのは、たぶん(自分の行動に「たぶん」をつけるのは妙だが)、ヨドバシカメラでパソコンやカメラのカタログを集める心理に似ている。別に必要ないのだが、その分野に興味があるから手に収めたというような。

 書いてある内容に斬新さはなく、私のように地味に淡々と英語の勉強をしている人間にとってさほど有益ではない。自分の勉強を引き続き淡々とすればいいだけだ。

 しかし、英語が必要な職場で仕事をしている人の勉強法に関する体験コラムが数人分紹介されており、これはよかった。

 どれくらいよかったかというと、大学生の次女に見せて「ほれ、このとおり、英語ができると仕事が広がるで」と社会の現実を具体的に示すことができた点が非常によかった。

 ケチをつけるつもりはないけれど「6万人のビジネスマン」の「6万人」をどのように算出したのか知りたい、かな。