2回目の大規模修繕工事と給水管増圧直結工事の業者を内定した。2回目だから慣れたもんだというわけにはいかない。しかし、NPO法人集合住宅管理組合センターの1級建築士らが監理者としてお目付役として水先案内人として私たち理事会と修繕委員会のそばにいてくれるおかげで、私たちに苦労はない。

 例えば、現地説明会を1社ずつ別々の時間に開く。細かな基本設計を業者に提示してそれぞれ金額を出させる。こういうことを私たちの監理者はきちんとやってくれる。だからきちんんとした競争が生まれる。

 下手くそな監理者ではこうはいかない。ほかのマンションで実際にあったのは、監理者が現地説明会の時間を分けなかったため業者が鉢合わせになり、そうなると彼らは本来の生態として水面下で協力し合う。それが見積もり額に反映して高額になる。全く競争にならないのだ。こんな事態を招いた監理者は即刻クビにすべきだし損害賠償を求めていいくらいだ。

 あとは臨時総会を開いて決議すればゴーである。臨時総会でもめることはない。なぜなら、業者のヒアリングを公開で実施したからだ。部屋の所有者全員に通知したので関心を持つ所有者はやってきて業者に質問をしていた。

 10月末の臨時総会はあっという間に終わる。めでたしめでたし。