痛ましい話である。東大を卒業して電通に入社した女性が慢性的な過労で追い詰められて死を選んだ。何とも痛ましい。この事件で思ったことが3つある。
1つめ。慢性的過労で追い詰められた面は大きいだろうが、せめてパワハラがなければこうならなかったのではないか。今の若い人が育った環境と中高年が育った環境は違いすぎる。ここを自覚できない人は上に立つ資格がない時代なのだ。
2つめ。就職活動をする学生は企業の実態を知らないまま、有名企業であるとか給料が多いとかそんな理由で決めてしまう。企業の現実の情報が足りなさすぎる。自分の性格に合う企業かどうか正確に検討できるよう、もっと率直に企業風土や実際の働き方を開示してはどうか。「そんなこと開示したら労基署が飛んでくる」と思うから各社黙っているのかもしれないが、飛んできたら来たでいいではないか。「電通のように社員を死なせたくないんです」と突っ張れ。今なら「そうですね」と認められるかもしれない。
3つめ。大学で各企業の実態を教える授業をするほうがいい。「会社員は厳しい世界だぞ」と予告してあげれば、就職先を考えるきっかけになる。それくらい手取り足取りしてやるべき時代なのだと言わざるを得ない。
1つめ。慢性的過労で追い詰められた面は大きいだろうが、せめてパワハラがなければこうならなかったのではないか。今の若い人が育った環境と中高年が育った環境は違いすぎる。ここを自覚できない人は上に立つ資格がない時代なのだ。
2つめ。就職活動をする学生は企業の実態を知らないまま、有名企業であるとか給料が多いとかそんな理由で決めてしまう。企業の現実の情報が足りなさすぎる。自分の性格に合う企業かどうか正確に検討できるよう、もっと率直に企業風土や実際の働き方を開示してはどうか。「そんなこと開示したら労基署が飛んでくる」と思うから各社黙っているのかもしれないが、飛んできたら来たでいいではないか。「電通のように社員を死なせたくないんです」と突っ張れ。今なら「そうですね」と認められるかもしれない。
3つめ。大学で各企業の実態を教える授業をするほうがいい。「会社員は厳しい世界だぞ」と予告してあげれば、就職先を考えるきっかけになる。それくらい手取り足取りしてやるべき時代なのだと言わざるを得ない。