平塚市の「いつか珈琲店」で働く若者がジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ2016で優勝したと『毎日新聞』で読み、コーヒー豆を買うためにその店を訪ねた。

 優勝した若者はいなかったが、経営者が教えてくれた。「職人のような子です」

 出た。職人!

 仕事で実績を挙げる人は、その仕事の分野に関しては職人のような感性や姿勢を持っている、というのが私の仮説である。ここで言う「職人」の定義は「1ミリの違いがすぐに分かる。見抜くことができる」である。要するに、その分野には非常に、あるいは異様に細やかなのだ。この能力が優れた成果を得る原動力になる。

 したがって、これから社会に出る学生たちは自分がどの分野に対して職人になることができるか、1ミリ(1ミクロでもいい)の違いやズレ、誤差に気づくかと考えるといい。1ミリの違いを許せない気質が飛びきり上等な仕事を生む。

 1ミリの違いが分かる分野などないという人が大半かもしれないが、それなら2ミリ10ミリと数字を増やしていけばいい。何かある!

 私が得意なのは志願書かな。就職用や学校受験用などの志願書にみっちり手を入れてきた。オオザッパな私が志願書に関しては何故かかなり細かいし、文章の流れを異様になめらかにするし、中身のない志願書を立派なものにするためとなればさび付いた頭がなぜか回転してあれこれ策を弄するし(笑い)。

 唯一の問題は、これが全然カネにならんことだな。基本ボランティア。ボランティアは昔からやってきたから別にいいけどね。