これから雑誌の寸評(というか紹介ね)を随時やっていこうと思いついた。ブログを埋めるネタになる。そこまでしてブログを書くのはなぜなのか私もよく分からない(苦笑い)。

 まずは『新潮45』1月号。

 曾野綾子さんが「人間関係愚痴話」で取り上げた夫の介護や認知症にまつわる話は身につまされる。<今まで温厚な学者だった人が突然卑猥な言葉を使ったり、人困らせな性的行動に出るようになることもよくある>そうな。この点私は普段から下ネタ三昧なので誰も驚くまい。先手必勝なのである。

 話がずれた。とにかく、だ。そうなる前にサヨナラする準備だけは怠るまいと再確認できた。

 石井妙子さんの「小池百合子研究」は読ませるノンフィクションである。はちゃめちゃな父親の血を引いたところが実にいい。こう思うのは私に娘がいるからだろう。

 インベカチリさんの新連載「ドキュメント のらねこ風俗嬢」。全国を売春しながら観光旅行する女性を見つけた勝利。取材対象の魅力が原稿の出来不出来を左右する。2回目以降が気になる。

 山田ルイ53世の新連載「一発屋芸人列伝」も面白い。一発屋芸人に一発屋芸人の話を書かせるところがうまい。

 野坂暘子が書く配偶者野坂昭如についての連載「うそつき」は野坂ファンとして引き込まれる。妹を餓死させた負い目に責めたてられながら一生を終えたであろうその片鱗が見え隠れするのだ。文体のリズムが野坂昭如風なのは合わせ鏡の証拠か。<私はいつだって 何も考えず 女でいられた あなたが男だったから>はこころに染みる。