ニコンが墜ちてゆき、ソニーが気を吐くデジカメの世界。最新のα9はニコンの旗艦機D5を凌駕すると認めざるを得ない。

 そもそもカメラは機械の集合体だった。それが電子部品をたくさん使う電子機械製品に変わってきた。外観は長年変わらないけれど、中身は激変したと言える。

 電子機器で一日の長があるソニーやパナソニックが資本力にものをいわせてすごいデジカメをどんどん開発した。特にソニーはデジカメの核心であるセンサーを作って他社に供給するようになり、ぶっちぎり態勢である。

 自社でセンサーを製造できるのだから製造費はタダみたいなもので、と同時に自社用にすごいセンサーを開発できるわけだ。

 ソニーからセンサーの供給を受けているニコンなど逆立ちしても及ばない。おまけに精密機械工場用の1台10億円くらいするカメラが売れなくなってきて、弱り目に祟り目、ニコンの凋落に拍車がかかった。

 とはいえ、録画のベータやパソコンのバイオなど、一時的に多くの人気を集めて墜ちてゆくのがソニーの歴史だったりするので、デジカメ分野でのソニーの興隆が今後どうなるか分からない。

 ニコン頑張れと思いつつ、破竹の勢いのソニーのデジカメに目を奪われるワタシである。