私が書くと誤解を招きそうな題名である。

 東京のJR山手線の運転士が立って運転していた。ドコモの社長も立ち机で打ち合わせをしている。

 ほかにも、いつだったか『毎日新聞』の「経済観測」でも立って仕事をしていた外国の大学教授が取り上げられていたし、最近の『朝日新聞』かな、どこかの有名な会社の会長がやっぱり立って仕事をしていると書いていた。

 立って打ち合わせをすること自体は新しい話ではない。効率がよくなるので導入する組織があるという話を1994年ごろの『サンデー毎日』に書いた記憶がある。当時は「立って打ち合わせ=疲れる=無駄な話がなくなる=時間短縮になる」という図式だった。

 それが今は健康と頭の働きの観点から立つ人が増えている。