ノーベル賞受賞研究者の山中伸弥さんをNHKの「プロフェッショナル」で取り上げた。

 山中さんが米国に向かう機内で読んでいたのはNHKラジオ「実践ビジネス英語」テキストだったし、京都大の研究所の机の上には「実践ビジネス英語」講師の杉田敏先生の著書『成長したければ、自分より頭のいい人とつきあいなさい――グローバル人材になるための99のアドバイス』がちらりと見えた。

 テキストは私も毎月買っているし、その本は私も読んだ。山中さんと同じように私もランニングをしている。温和で謙虚なところも私と同じだ。共通点は多いノダ。

 私の謙虚さを演出するために相違点を挙げておく必要がある。まず英語に関して。私はふだん使う機会が全くないので、錆びついている。次はランニング。山中さんは毎日走っていて、週に計50キロ。私は週に2〜3日で、週にせいぜい15キロ〜23キロだ。私の小者ぶりが際立つわけだな。

 それにしても、である。山中さんほどの人が『成長したければ、自分より頭のいい人とつきあいなさい――グローバル人材になるための99のアドバイス』を読むとは。山中さんより頭のいい人は少ないだろうから、探すのが大変ではないか。それにひきかえ、私のような阿呆は「我以外皆我師」である。ここは吉川英治に感謝しておくとするか。先生のおかげで謙虚さを強調できますって。