ラブホテルで会社員男性(52歳)が意識を失い呼吸が止まったことに気づいたにもかかわらず、不倫の発覚を恐れて男性を放置して部屋を離れた女性(51歳)が保護責任者遺棄容疑で逮捕された。命に関わる事態なのに自分の身の安全を考えて逃げる薄情な女を選んだ男の見識の低さは合わせ鏡だろう。男性は亡くなったので後は野となれ山となれだが、女性はそういうわけにはいかないから逃げたくなった気持ちは同情に値するが、いずれにしてもお悔やみ申し上げる。

 機械的に日焼けしたような浅黒い肌に金のネックレス、どう見てもあっち系のご職業(?)の服装をした70代の男性がバイアグラを某クリニックの某医者によくもらいに来ていた。

 ある日の昼、心臓が苦しくなってその某クリニックの某医者のところに駆け込んできた。聞けばきのうバイアグラをのんで一戦交えたという。苦しみながらその男性は「妻には連絡してくれるな。代わりにここに連絡を」と言って電話番号が記された紙を某医者に渡した。

 すぐに駆けつけてきた女性はこれまたゴージャス系のいでたちで、「私がそばにいていいの?」「もちろんさ。お前にいてほしい。妻には内緒だと医者にも口止めしてあるから」

 男性の心臓の動きがよくないので救急車を呼び、某医者も乗って連携病院に行った。その後亡くなったという話は聞いていないので、無事だったのだろう――。という話を聞いたことがある。

 いや、婦人科の医者ならもっとすさまじい“患者”を当たり前のように診ている。平日の昼間に来た女性が「夫が帰ってくるまでに堕ろして」などと診察室で医者に言うのは日常茶飯事で、医者は「またか」と思うだけ。

 尻に蒙古斑のある年齢をとうに過ぎた私は人間の性を否定しない。覚悟さえあれば人生全是祭である。