写真に撮ってここで公開してもいいかなと読む前は思っていた。しかし、読み進むうちに「これはダメだ」とあきらめた。テレビのワイドショーが一部を報じていたが、残りの大半はとても報じることはできまい。なぜなら禁忌に触れる内容だからだ。報道目的であってもこれはさすがに尻込みしてしまう。

 ほんの少しだけ踏み込んでおくと、手紙には家族の“血”にまつわる話を書いている。差別表現てんこ盛り。

 そんなことより、犯人に刺殺された配偶者に私は関心を抱く。連れ合いである犯人と一緒に人を殺め、自分も殺され、人生を賭けて一生を終えた。差別されていた恨みがあったのかもしれないが、一途な愛を愚かに貫いた女と私は解釈したい。こういうの、私は嫌いではない。一途さのない“愛”をたくさん見てきたせいかもなぁ。