全然違和感がないのはなぜだろう。大阪大が去年の2次試験で物理の問題に出題ミスと採点ミスを重ね、ネグろうとした件である。

 出題者は自分のコケンとチイに関わるので無視を決め込んだのだろう。受験生のことを考えずに保身に走ったのだから百たたきの刑に処してよろしい。

 私が知る限り、大学の入試問題出題者より予備校講師のほうが入試問題に詳しい。阪大は最初に駿台予備学校の物理講師が指摘した時に素直に認めていれば被害はまだ軽かったのに。逃げ切ることができるとでも思ったか。

 ここで思い出すのは駿台予備学校の現代文・藤田修一師である。夏期講習で「旺文社の解答は選択肢のA。學燈社の解答はB。でもね、正解はCだよ」などと言っていた。すごい!と藤田師を尊敬のまなざしで見つめながら不安がよぎった。これだけ正解が分かれる難問を、肝心の出題者が正解とする選択肢は藤田師が言う正解の選択肢と同じだろうか、と。藤田師ほどの能力がなければ、出題者は間違った選択肢を正解としてしまうのではないか、と。

 話を戻すと、隠そうとした阪大教授の名前は公表されるべきであろう。