
おー。真生さんが出てる。今日付『朝日新聞』Be版を見て声が出た。おー。
真生さんは写真もいいけれど、本人そのものに魅力がある。こんな真生さんの魅力が写真に個性を招くのは当然だろう。
かつて地元紙で人生相談の回答者をやっていたが、それを読んだ私の友人が「真生さんの回答は役に立たない」と笑っていた。例えば仮に彼に振られて悲しいという相談があるとすると、真生さんは「そんなの気にするな」や「悲しんでも仕方ないさ」と答える。気になるから相談しているのに気にするなって……というわけだ。
考え方が柔軟というか、話が分かるというか、脳みそが固まっていないというか。沖縄に軸足を置いて米軍基地反対運動を撮りながらも米兵一人ひとりに対しては批判の目を向けない。記事にあるように、その基本には<私は運動家じゃないからさ。写真家だから>ということだろう。
この記事で、埼玉・東松山市で開催中の「大琉球写真絵巻」の来場者が増えるといいなぁ。地元沖縄でもっと評価されるべきなのだが、沖縄より本土で評価される写真家だと思う。でも、それでいいのである。沖縄のことを本土の人間がもっと知らないと。