秋篠宮の眞子ちゃんと彼氏は別れさせられそうだと週刊誌が報じている。別れさせてはいけない。なぜか。

 彼氏と母親の側に諸問題があるようだが、別れさせるほどの問題ではない。

 週刊誌に登場しまくっている元婚約者は恨み骨髄に徹す状態というかコノウラミハラサデオクベキカの魔太郎状態というか江戸の敵を長崎で討つ状態というか、端的に言えば変である。交際時に渡したお金を婚約解消したから返せというのは解せないというかケチやなぁ。「もってけ泥棒」と鷹揚にしていればかっこいいのに。お金を渡した自分の判断を呪うならまだしも。

 ここで立ち止まるべきは、元婚約者の話ばかりを書く週刊誌である。彼氏は何か言いたくても言えない立場になっていることを理解する必要がある。

 恋愛や結婚の多くが一時的な錯覚や誤信に基づく行動だが、そこには若い魂がある。当事者以外の力で強引に別れさせるということは若い魂を引き裂くということなのである。魂は無傷では済まない。

 子供がいっちょまえになったら親に拒否権などないのである。追認するのが親の唯一の仕事なのである。先日札幌から東京に数日滞在した長女と会った際、長女の隣に短髪の男が座っていたけれど、長女がいいなら私もそれでいいのである。

 若い魂はもろい。壊したら元に戻らない。誰が責任を取るのだ?