18歳と17歳の少年たちが強盗殺人の容疑で逮捕された。85歳の女性の家に忍び込み、金目の物を盗もうとして見つかり、顔を見られたので殺したのである。

 少年3人は最初の「住居侵入と窃盗」の容疑が「住居侵入と強盗殺人」の容疑になった。「懲役10年以下」から「無期懲役又は死刑」に激変する。見つかったからといって居直ったら窃盗容疑から強盗容疑になり、殺したら殺人容疑になるのである。ちょっとした違いだが、罪は重くなる。

 法律の無知以前の問題ではあるけれど、刑法を知っていたら「待て待て殺したらワシらの人生も終わるぞ」と判断して、人命が奪われずに済んだかもしれない。こういうことを義務教育で教えておくべきではないか。道徳というかったるい科目ではなく「刑法」という科目がいい。そのほうが虞犯少年予備軍は興味を示す。

 犯罪者が減り、悲しい死に方を強いられる被害者が1人でも減る可能性があるなら、やらない理由はない。さしあたり小学生の英語の授業をやめて「つみとばつ」を入れればよろしい。