デカい! 私は座ることができるのか。

 小田原駅で新幹線に乗った。私はいつも3人掛けの通路側に座る。真ん中に大きくてめちゃくちゃ太い初老の外国人が座っていて、窓側の女性(たぶん配偶者)も大きくて太い。大きいのはいいけれど、何もそこまで太らなくてもよかろうに。

「ハイ」と声をかけて座る。途中女性がトイレに立とうとしたので、私は立ち上がって通路に出た。すまないとか何とか爺さんが言うので「ノー・プロブレム」「オオ・キャン・ユー・スピーク・イングリッシュ」「ア・リトル」。

 よく見たら周辺はこの爺様たちと一緒の外国人で、スペイン語のような響きに聞こえる。どこから来たのかと声をかけたところ、ルーマニアだという。る、る、るーまにあ?

 ルーマニアご一行様およそ10人は名古屋駅で降りた。それにしてもルーマニア。コマネチとチャウシェスクしか浮かばんで。日本に旅行できる程度の豊かさがあるのか。なぜみんな大きくて太いのか。ルーマニアの女性はスレンダーではないのか。妖精のような女性が多いという先入観が私にはある。加齢とともに恐ろしいほどの巨体に成長するのか。ギモンだけが残った。