日本語があるのにわざわざ英語を使うヤツは阿呆か詐欺師だと従来見てきた。「結果にコミットする」という表現で宣伝しているライザップは大変いかがわしい。なぜなら「コミット」という英単語を使っているからだ。

「コミット」にはいくつもの意味がある。日本語では例えば「関わる」や「約束する」、「責任を負う」などなどが当てはまる。「結果に責任を負う」のと「結果に関わる」のとでは意味が大きく異なるわけで、ライザップは逃げを打っているのである。「責任を負うのではなく関わっているんですよ」と言い逃れができるのだから小賢しい。

 というようなことをずーーーっと思ってきたら、NHKラジオの『入門ビジネス英語』4月号テキストで柴田真一先生がcommitmentを取り上げていて、<日本語の「コミットメント」はなかなかニュアンスがつかみにくい言葉のひとつです>と指摘している。柴田先生によると英語のcommitmentはpromiseに近いと考えるべきだということだが、上記ライザップは日本語として使っているからpromiseに近いとは限らない。柴田先生もライザップの宣伝が念頭にあるのではないかな。

 英単語を交ぜることで曖昧さを生むし、齟齬が生じる可能性がある。ましてや非常に大事な「結果」に対する姿勢を「コミット」と英単語でぼかすライザップの企業体質はまさしくそこに表れている。

 ライザップは100パーセントと断言したいけれど、会員が100パーセント真っ当にやるわけがないから、結果は100パーセントではないと言いたいのかも知れない。だとしたら、そういう日本語を宣伝マンに探させればいい。