英オックスフォード大ロイター・ジャーナリズム研究所が毎年行なっている国際的なメディア調査レポートの最新版『Digital NEWS REPORT 2018』によると、日本の新聞で読者の信頼度が高いのは1位日本経済新聞、2位地方紙、3位読売新聞、4位産経新聞、5位毎日新聞、6位朝日新聞だったとか。

 報道機関関係者なら間違いなく違和感を抱く。新聞を読んでいない人や全体像を見えていない人が投票したらこういう結果になるのだろう。

 そもそもこの調査はインターネットでのアンケートである。大変偏る。しかもトーシローだ。『科学革命の構造』(トーマス・クーン、みすず書房)の192ページに記された<科学者グループの決断以上に、科学の進歩を保証する良い規準が、他に存在するだろうか>を踏まえるなら、新聞の信頼度調査は本来全国の報道記者を対象にやるのが筋だ。科学ではないが科学に近づく調査にはなる。

 印象調査でしかない結果をうれしそうに書いた週刊誌のお里が知れる。