いつのころかナポレオンは3時間睡眠だとか4時間睡眠だとか言われ、そういう短時間睡眠は誰でも真似できるというデタラメを吹いて短時間睡眠を教える詐欺商人が時々出てくる。

 世の中に短時間睡眠で済む人もいればそうではない人もいるので、自分の普段の睡眠時間を見れば自分がどちらか分かる。私は1日7時間以上寝ないと翌日ずーっと眠気がつきまとって一日を棒に振るから、必死になって7時間睡眠を確保する。「賢者の快眠」や「ピースナイト」を買うのはそういう理由である。

 眠れないとフェイスブックで嘆く友人に解決策を示すならまだしも「私もそういうことがある」とか「大丈夫」とか無責任なことを言うのがいて、そういう無責任な意見を読むたびに私は殺意を覚えて眠れなくなる。

 閑話休題。

 さて、諸悪の根源ナポレオンである。

 7月8日付『毎日新聞』書評欄が取り上げた『歴史と人生/歴史と戦争』(半藤一利・幻冬舎新書)によると、イタリア戦役で総大将になったときナポレオンは1日11時間も寝ていたという。

 わはは。

 ナポレオンは3〜4時間しか眠らない時でもちょっと時間があれば短時間眠っていたという話もある。でもってここに来て11時間睡眠である。ナポレオンの短時間睡眠神話はぼちぼち終わりにしよう。