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 とんとことんとこ、風に乗って太鼓の音が聞こえてきた。その音のする方に歩いて行ったら次第に音がはっきり聞こえてきた。東京音頭である。

 境内に入った私の目に飛び込んできたのは櫓とその周囲を踊る人たち。「おー」と感嘆したのは、盆踊りの実物を初めて見たからかもしれない。ドラマか写真で見たことがある、そのまんま。

 同じ阿呆なら踊らにゃそんそんというわけで、さっそく輪に入ってみた。音楽は東京五輪音頭に変わったが、踊り方の難しさは変わらない。阿波踊りで踊ってみたがリズムが違うのでズレてくる。駄目だこりゃ。

 あらためて阿波踊りの長所がよく分かった。

(長所その1)2拍子だからノリノリ

(長所その2)決まった型がないので基本好き勝手に踊っていい

(長所その3)「同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」と歌詞が単純明快

 東京音頭はぼちぼちお蔵入りさせていい。でもってこの際阿波踊りを国踊にしよう。東京オリンピックのフィナーレはみんなで阿波踊りを踊り狂えば外国の人に満足してもらえること間違いない。

 櫓の周りを踊る人と阿波踊りを踊る人で最も違うのは年齢だった。櫓踊りはおばあちゃまが大勢いた。阿波踊りは若者が圧倒的に多い。どちらに未来があるか誰でも分かる。