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 福島県庁内の社会記者クラブで共同通信の福ちゃんと話したので1990(平成2)年ごろだと思う。話題は警察密着番組の問題点だった。ふだん警察取材をしている記者にとって警察密着はあり得ず、その手の番組は警察のたいこ持ちにしか見えなかった。事実、警察の批判は皆無で権力監視を放棄していた。

 放送局には報道系と娯楽系の組織があり、後者が警察密着番組を作っている。放送局だからこそ作ることができるのであって、娯楽系がほとんどない新聞社には逆立ちしても無理である。警察密着番組が時々問題になるけれど、放送局の構造を踏まえなければ的を外す。

 実は私は警察密着番組を嫌いではない。番組を見ると警察に共感してしまう。だからこそ手ごわい。