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 JR東京駅の丸の内北口改札を出たところで「エクスキューズミー」と声をかけられた。振り返ると美しい女性2人が立っている。

 彼女たちはスマホを私に示した。のぞき込むと「南口」と出ている。あ、そこに行きたいわけね。「ジス・イス・ノース・サイド」と説明し、「OK。カモン」。さっそうと歩き出すワシ。ふだん『ラジオ英会話』と『実践ビジネス英語』を聞いているので堂々としたものである。

 中国から来たそうな。日本語を全く話せない様子。いやいや、別にいいんだよ、日本人だって中国語ができないんだからと伝えようと「ディフィカルト」という単語を使ったのだが、これが通じない。「ディフィカルト?」。ワシの発音が悪いのか? 『ラジオ英会話』と『実践ビジネス英語』のせいにしておこう。

 彼女たちは中国語で何やら話している。きっと私を褒めているのだろう。日本の素敵なおじさまとか南京大虐殺をした同じ日本人とは思えないとか。このおじさまと一夜を過ごしたいとか。いやいや、さすがの私でも2人は無理だす。

 南口でお別れ。彼女たちは名残惜しそうに「シェーシェー」と何度も言いながら手を振ってくれた。日中友好であるな。