喫茶店で何もしない時間を過ごしたり、のんびりしたり、できるのか? 喫茶店を取り上げる雑誌の大半がこのような利用法を書いていて、私は「ほんまに?」と思うわけ。

 喫茶店でボーッとしている人をほとんど見たことがない。新聞や本を読んでいたりスマホを見ていたりパソコンを開けて作業をしていたり誰かと来て喋っていたり。人間はボーッとできない生き物ではないかと思ってきたのだが、課題図書の『パンセ』(中公文庫)を読むとパスカルさんもそういうことを書いている。

 私が新聞や本、スマホ、パソコンなどを持たずに喫茶店に入ったら、店の人と話す機会がないようなら3分くらい、つまりコーヒーを飲み干したらすぐに席を立つ。何もせずにじっとしていられない。私だけではないはずだ。

 というわけで、喫茶店の記事を書くライターさん、ワンパターンの書き方を避けましょう。