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 2015年5月17日の朝、車谷長吉さんは搬送先の日本医科大病院高度救命救急センターで亡くなった。配偶者で詩人の高橋順子さんが千葉の朝日カルチャーセンターで先日「飆風忌にしようと思う」と明かし、今日が初の飆風忌である。

 どこも報じていないようなので、これは文学界のささやかな特ダネだ。

 この日のその時間帯、偶然だが『車谷長吉全集』第3巻を読んでいて、残っていた最後の「私小説」と「現代の隠者」という短いエッセイを読み終えたことで全3巻の全集を読み終えた。1週間ほど前から「もしかして」と思っていたのでこの時宜に驚きはなかった。しかし、車谷さんふうに書けば、この奇縁は何ごとかではある。こじつけだが。

 車谷長吉さんの飆風忌。自作である。自然に五七五になっている。据わりがいい。