希望者を募るのはまどろっこしいので、50歳以上は全員解雇していいんじゃないか。解雇なら翌月から失業保険が出るし。どうしても残りたい人は賃金を半額くらいにする。でもって49歳以下は賃金を3割くらいカットする。

 東京本社も大阪本社も名古屋本社も今のビルから出て、その辺の雑居ビルに移る。空いたスペースは賃貸に出す。

 毎日新聞社の賃金は世の中の大半を占める中小零細企業の社員に比べるとまだまだ圧倒的に高い。今回の退職金だって「どんだけー!」というくらい多い。これでは世の中の一般市民の気持ちなど分からない。

 手っ取り早く中小零細企業並みの待遇に落とすことで、記者は大事なことに目覚める。記事が確実に変わる。その結果読者が増える……かどうかは分からないが、毎日の記事に対する共感が広がるのは間違いない。底辺層の苦しみを自分たちも感じれば、企画も記事も取材先も質問も変わる。

 もちろん経営陣も執行役員も終わり。特にホールディングス会長の責任は重い。いつまで居座っているんだか。あとは若いのに任せるほうがいい。

 行き過ぎて人手不足が深刻化したらOBに声をかければいい。月額25万円税込みで記者に戻ってくださいと。金儲けを考えずにやってきた職業人の強みはここにある。金ではなく意義で動く人が一定数いる。その人数は恐らく朝日や読売より多いだろう。薄給(と言っても世間相場に比べたらどれだけ多いことか)に慣れているのが毎日の強みである。