代ゼミの人気英語講師だった金ピカ先生こと佐藤忠志さんがなくなった。私は駿台派だったし、私が大学に入ったあと世に出てきた先生なので参考書を読む機会は一度もなかったが、名前くらいは知っている。

『朝日新聞』は《都内の自宅で遺体が見つかっていたことが25日、わかった。警視庁は遺体は佐藤さんの可能性が高いとみている。関係者によると、佐藤さんは都内で一人暮らしをしていたが、以前から糖尿病などを患い体調を崩していた。24日、地域包括支援センターの職員が訪問したが返事がなかったため、警察に通報し、遺体が見つかった》と報じた。

 脳梗塞や心筋梗塞に何度も倒れ、にもかかわらず現役時代並みに車に莫大なお金をかける金ピカ先生に配偶者は愛想を尽かして家を出た。生活保護を受けながら酒とたばこの生活を続けた様子から、緩慢な自殺を目指したように見える。

 こころに闇を抱えていたとしか思えない。

 年収2億円を稼いでいた金ピカ先生の貧困孤独死を美しいと感じるのは私だけではないだろう。死ねばあちらに何も持って行けないのである。

 享年68。