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 テレビを見ていてひっくり返りそうになった。小太りの男が「りんごちゃん」を名乗っているのである。ああ、何ということだ。

 私の十八番に「りんごちゃん」がある。知る人ぞ知る、高校1年のときの交際相手のあだ名である。それはそれはかわいい女の子で、河合奈保子のような愛くるしい笑顔に私はメロメロになって溶けたものだ。付き合って1カ月で「幻滅した」と言われたときは溶けてこの世から消えてしまったけれど、それはそれ、「高1のときに付き合ったりんごちゃんが」などと話すだけで今でも笑いを取ることができるのである。

 恐らく「りんごちゃん」のあだ名がほほ笑ましいのだろう。50を過ぎたおっさん(ワタシね)が「りんごちゃん」と言う違和感も笑いを誘うのかもしれない。

 この私の十八番とセイシュンの清い思い出がこの小太りの男によって壊されるのは由々しき事態である。そういえば、ガレッジセールのゴリもけしからん話で、ゴリさんと言えば『太陽にほえろ!』で竜雷太演じたゴリさんしかあってはならないのである。ゴリさんは永久欠番なのである。ガレッジセールのゴリが出てきたときも私は目を剥いたが、今回のりんごちゃんの登場に私は歯茎も剥きだしにして抗議する。

 とにかくやめてくれ。りんごちゃんは僕のものダ!