
大地震で本棚が倒れても、本が破れたり変形することはあっても壊れることはない。紙だもん。
と気楽に見ていたのだが考えを変えた。本棚が倒れたら片付けるのが面倒だ。その面倒を予防するために最も評価の高い耐震柱を買って、とりあえず大型の本棚2箱に取り付けた。
しかし、なのである。やっぱり、と言ってもいいか。
私が住むマンションの天井は石膏ボードを吊り下げてあるだけなので、耐震柱を本棚と天井の間に置いて突っ張らせようとすると天井が浮くのである。無理に突っ張らせると天井を抜いてしまうだろう。これでは十分な突っ張りにならない。
天井がコンクリートか梁なら十分な突っ張りができるのだが、そんなちょうどいいところにコンクリートも梁もない。これは私だけではないだろう。
よかったことがないわけではない。本棚の上に長年置きっぱなしにしてあった本やファイルなどをひとつずつ見て、不要なものは捨てることにしたのでずいぶんすっきりした。これでよしとするか。よし。