ランナーなので足腰は弱くないはずなのに、なぜ自宅の床でつまずくのか。床に置いた本やかばんに数え切れないくらい足を引っかけ、「ととととー」と叫びながら体勢を崩して家具に突進してきた。そのうち大けがをする。

 危機を避けるのは無理だとあきらめていたのだが、ある日思い立って実行してみたらそれ以降全くつまずかなくなった。おお。やればできるじゃないか。

 というわけで、おすそ分け。

 床を見ながら歩く。

 以上。

 私は床を見ずに歩いていたのだった。そりゃ視野に入っていないものに足を引っかけるわな。視野は年齢と共に狭まるのだからなおさら。

「下を向いて歩こほほほ」と歌いながら歩くことにしている。貧乏人の自宅なので下を向いて歩いても1円も落ちていない。代わりにほこりやゴミが目につくようになった。掃除せんといかんなぁ。