ラグビーに全く興味がなかった私は数日前からスプリングボクスのファンなので、優勝がうれしい。実況中継していた日本テレビのアナウンサーがマンデラ大統領に触れていたのは映画『インビクタス』を見たからではないか。

 鬼才・日垣親分の10月の課題がこの映画だった。南アフリカ共和国のアパルトヘイトは知っていたけれど、映画もスプリングボクスもマンデラ大統領の関わりも数日前に初めて知った。これを知ってしまうとスプリングボクスを応援する以外の選択肢はない。

 マンデラ大統領の人間としての器の大きさや政治家として未来を見る確かな目や寛容の精神など、その魅力にしびれる。映画では同時に家族との関係がうまくいっていない様子を垣間見せ、決して万能の人間としては描いていない。マンデラ大統領を思えばどんな苦難でも、いや、私は腰砕けだからそれは無理だが、せめてこの映画を見直して爪の垢を煎じて飲みたい。

 私がのめり込む性格であることはさておき、感動のあまりスプリングボクスのサイトに行ってウェアを2つ注文しただけでは済まず、この映画をアマゾンビデオで見たのにディスクを買ってしまった。さらに『マンデラ』と『遠い夜明け』も。子供たち(といってももうみんなほとんど自立しているし、会うこともほとんどないけれど)に見せなければならない。

 それにしても、まるでスプリングボクスの優勝を見越したかのような親分の『インビクタス』指定に驚く。