ゴーンさんの日本脱出に対して、いろいろな意見が出ているのだが、私は学ぶべきだと思う。すなわち三十六計逃げるに如かず、と。

「へぇーほぉー」と呆れられるかもしれない。しかし、である。逃げていいのである。つらいとき、苦しいとき、もがいているとき、自分が壊れそうなとき、死にそうなとき、逃げていい。

 逃げるのは恥でも何でもない。生きるための第一歩だ。

 武士道だの騎士道だのの時代はとっくの昔に終わったし、私たちは武士でも騎士でもない。恥だの卑怯だのという罵倒に怯む必要はない。

 逃げて、逃げて、逃げていい。自分の魂のために。自分の愛する何かのために。学校からも、職場からも、地域からも、家庭からも、恋人からも、友人からも、他人からも、逃げていいのである。

 ワシはそう思うな、うん、いやほんま。