俳優喜多村緑郎さん(51)と女優鈴木杏樹さん(50)の婚外恋愛が発覚して、喜多村さんの妻で元宝塚トップスター貴城けいさん(45)は大きなショックを受けて「許せない」と言っているそうな。鈴木杏樹さんは謝り反省中。

 落語家立川志らくさん(56)は妻で一門の女将(38)が弟子と不貞関係になっていたことについて、「私は妻を信じているので、これで夫婦の絆が壊れることはない。離婚することも1億パーセントない。なぜなら家族だから。かけがえのない妻を世間の目から守る、命がけで守る、それだけだ」などとテレビで語った。

 貴城さんも立川さんも被害者側だが対応の差が異様なほど際立つのはなぜなのか。男と女という性の違いでは説明できない。いや、私ごときが説明するのは大きなお世話なのだが。

 貴城さんとしては自分より5歳年上の女性に走った夫が信じられないのかもしれない。宝塚トップスターだった誇りを傷つけられたことが憎しみになって噴出したという感じか。しかし、叫べば叫ぶほど痛々しく見えてしまう。貴城さんの意に反して、世間の共感は鈴木杏樹さんに集まるだろぅ。

 立川さんは危機管理がうまい。うますぎるほどだ。男を上げた。立川さんは初老だが、配偶者はまだ性的にも若い。こういう事態はありうると受け止めるしかないのかもしれない。器の大きさを示してみせた。

 さて。私が「いいなぁ」と思うのは貴城さんだ。鼻水や涙でぐだぐだになって、素を無防備に晒した痛々しさが美しい。神々しい。気高い。これぞ生身の人間なのである。

 鈴木杏樹さんも「私は喜多村さんを好きになってしまったんです。この気持ちは止められないんです。苦しいです」くらい言うことができれば女優として格が上がったのに。