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 読みたい本が山のようにあるので買うつもりは全くなかったのにセブンイレブン広島中央郵便局前店で見つけたので買ってみたのが『週刊文春』6月18日号だ。売り切れと報じられていたが3冊あったぞ。

 左右の2本の柱が立つかどうかが週刊誌の売れ行きに影響するということを昔教わった。今回の目次の写真を載せておくが、右と左に2本の柱が見事に立っている。どちらも食欲をそそる特ダネで、そりゃ売れるわなぁ。

 渡部某の下ネタ情報を誰が漏らしたか。これが私の関心事だった。本誌には《渡部の知人》としか書いていないのだが、全体像を知る知人となるとそう多くないはずで、渡部本人なら「あいつだな」と推測できているのではないか。

 さてそんなことより、「ウソの女帝小池百合子と同居男『疑惑の錬金術』は興味深い。「宝塚ボーガン4人殺傷犯“美魔女”母への憤怒」も面白い。「ゴミ、ホコリ孫正義マスクもこっそり回収されていた」も知らなかった。「大坪不倫審議官がまさかの大出世」も執拗だ(笑い)。先週号から連載が始まったのは知っていた「ヤメ銀 銀行マンは絶滅するのか」は元日経記者が書いていて、時宜を得たテーマなので引き続き読みたい。

 週刊誌の編集は実力の世界である。それが証拠に世界一の新聞発行部数を誇るあの読売新聞社が週刊誌を潰したもんなぁ。『週刊読売』で駄目で『読売ウイークリー』だっけかそれも駄目で、結局撤退したもんなぁ。宅配制度に守られた新聞と違って毎号毎号が勝負の週刊誌は読売新聞社でさえうまく行かなかった。その劣等感が左前になった中央公論社の買収につながったと私は解釈している。

『サンデー毎日』編集部に異動して編集側になって初めて気づいたのは、出版社系の週刊誌は新聞社系週刊誌と態勢が全く違うということだった。記者が自分で企画から取材、執筆までやる新聞社系より、編集者が中心になって鵜飼いの立場となり大勢のフリーを動かす出版社系のほうがネタも豊富だし面白くなるに決まっている。当時の私の名刺は「サンデー毎日編集部記者」であり、「サンデー毎日編集部編集者」ではなかった。雑誌の要である編集者は果たして編集部に1人でもいたのか、という根本的なモンダイである。

 小選挙区制が敷かれる前に政治部出身の先輩記者と一緒に『サンデー』で特集を組んだけれど、「これ、誰が読むのだろう?」と疑問を抱いたもん。こういう企画は新聞社系の強みでもあるのだろうが裏目に出たら目も当てられない。

 私は活字が好きなので、時間を食うと分かっているのに、買った週刊誌は隅々まで目を通してしまう。それが嫌で週刊誌を買うのを控えてきたのだが、久しぶりにしゃぶり尽くさざるを得ないのだが、面白いなぁ『週刊文春』は。