これから恋愛をする人は読むべきである。

 何かで「女性が男を選ぶ基準は匂いだ」という見解を読んだことがあり、そんなもんかと頭に残った。その後わたしも匂いについていろいろ感じてきたことがある。そしてこの第142回直木賞受賞作を読んで点と点がつながった。

 匂いと言っても体臭とは異なる。その人や物が生む固有の匂いがそれぞれにあるように思う。

 私が経験から分類する匂いは3つに分かれる。

 1つめは何も匂わない。これは匂いがないのではなく、自分にどんぴしゃりで合っているのではないか。

 2つめは「匂うけれどどうということもない」と感じる匂い。昔おじいちゃんちに行ったときに嗅いだ匂いがこれに当てはまる。

 3つめが「この匂いは合わないなぁ」と感じる匂い。私が自分の鼻で把握しているのは2種類ある。この2つの匂いはそれが国仲涼子ちゃんでも私は受け付けることができない。

 というわけで、これから恋愛する人は相手に近寄ってクンクン嗅いでみるのが第一歩かもしれないな。