徳島の人間にはあらためて衝撃的な話である。

 政府の地震調査委員会が講評した「全国地震動予測地図」の2020年版で、今後30年間に強い揺れが襲う確率が県庁所在地で最も高かったのは水戸市81パーセント、そして徳島市と高知市が75パーセントだって。

 南海トラフ地震を踏まえた数字だろうけれど、大津波も来るだろうから徳島市民の大勢が流されて死ぬのではないか。

 実家に住む80を超えた両親が避難所まで辿り着くのは難しいと私は思っていて、いやそもそも家屋の倒壊で逃げることができなくなっているかもしれないし。

 徳島市は一軒家が多いので、それぞれが庭先に小舟を置いておくとか、救命胴衣と浮き輪を用意しておくとか。そういう予算を徳島市は組むべきではないか。阿波踊りの運営でドタバタしている場合ではないぞ。

 小舟を用意する案は突拍子もない話ではない。以前カフェバッハの店前で順番待ちをしていたときに言葉を交わした男性が「どこどこ(地名失念)は水が出たので、みんな庭に小舟を置いていた」と言っていた。実例があるのだ。

 著しい技術革新が起きれば、人間を運ぶことができるドローンだって不可能ではないだろう。ドラえもんのタケコプターのように容易に人間を運ぶドローンが早く誕生するといいなぁ。

 何もできない私はただただ愚考を書き連ねるしかなく、うーん。