阪神大震災だったか東日本大震災だったか忘れたが、滋賀県のビジネスホテルの電気が止まり、真っ暗になった。そのとき役に立ったのが携帯用小型電灯だった。教えてくれたのはその経験者である。親指くらいの小さな電灯を見せてくれた。持ち運びしやすそうだ。
霊対策のお守り本尊のお札と塩、万一のためのスマホ用予備バッテリーとモバイル用Wi−Fiは出張先に持ち込んできたが、停電用の灯りは私の頭になかった。
と書いて思いだしたのは、あれはどこのホテルだったか、週刊金曜日を辞めて西欧を35日ほどかけて回っていたとき、夜中に部屋の電灯が突然消えた。消えたのが分かったから身構えた。強盗か泥棒が侵入してくると思ったのである。
しかし消えたのは私の部屋だけではなかった。ほかの部屋から外国人の声が聞こえてきたので、どうやら全館の停電らしいと分かってきた。しかも、人為的な、節電のためにホテルの人がスイッチを切ったようだった。外国の安いホテルに泊まると思わぬ出来事がいろいろ起きる。あのときも携帯用の電灯を持っていれば苦労しなかった。
というわけで、買うしかない。備えあれば憂いなし。灯りがあれば怖くない。
霊対策のお守り本尊のお札と塩、万一のためのスマホ用予備バッテリーとモバイル用Wi−Fiは出張先に持ち込んできたが、停電用の灯りは私の頭になかった。
と書いて思いだしたのは、あれはどこのホテルだったか、週刊金曜日を辞めて西欧を35日ほどかけて回っていたとき、夜中に部屋の電灯が突然消えた。消えたのが分かったから身構えた。強盗か泥棒が侵入してくると思ったのである。
しかし消えたのは私の部屋だけではなかった。ほかの部屋から外国人の声が聞こえてきたので、どうやら全館の停電らしいと分かってきた。しかも、人為的な、節電のためにホテルの人がスイッチを切ったようだった。外国の安いホテルに泊まると思わぬ出来事がいろいろ起きる。あのときも携帯用の電灯を持っていれば苦労しなかった。
というわけで、買うしかない。備えあれば憂いなし。灯りがあれば怖くない。